フォームミルクとは?作り方のコツ3選!スチームミルクとの違いは?
コーヒーメニューに使われているふわふわのミルクは、フォームミルクと呼ばれています。このミルクは、コーヒーメニューには欠かせないものとなっているのですが、どのようにして作るのでしょうか。ここでは、フォームミルクの作り方について、またスチームミルクとの違いもまとめます。
フォームミルクとは?
空気を含ませてふわふわにしたミルクをフォームミルクと呼んでいます。フォームは泡という意味なので、泡のようなミルクがフォームミルクということです。きめ細かな泡で、口に含むとしゅわっと消えてなくなります。
フォームミルクを使う飲み物の例は、カプチーノやカフェモカです。また、可愛いラテアートを作る際も、フォームミルクを使っています。インスタ映えするラテアートに欠かせない存在といえるでしょう。
フォームミルクはスチームミルクと何が違う?
フォームミルクと似ているといわれているモノにスチームミルクがあります。スチームミルクは、蒸気で温めたミルクのことです。泡になっていないのでフォームミルクとは違います。
フォームミルクも蒸気で温めますが、こちらは泡になっていて、泡にならなかったものがスチームミルクといえます。スチームミルクを作る際は、フォームミルクとスチームミルクが一緒にできるので、区別されにくくなってしまっているのです。
また、ミルクを使っているドリンクは、フォームミルクとスチームミルクの割合で名称を変えているドリンクがあるといわれています。どのようなものがあるのかまとめておきます。
カプチーノ
エスプレッソにフォームミルクとスチームミルクを半分ずつの割合にして入れているのがカプチーノです。
カフェラテ
カフェラテは、スチームミルクだけを使います。フォームミルクは入っていません。混同されやすいのがカフェオレですが、カフェオレは温めた牛乳を入れています。この時の温め方が異なるので、カフェオレとカフェラテは別の飲み物として分けられているようです。
マキアート
スチームミルクを使わずに、フォームミルクだけを入れているのがマキアートです。
フォームミルクの作り方のコツ
フォームミルクを作りたい場合、どのようにして作るのでしょうか。フォームミルクの作り方についてまとめます。
エスプレッソマシンでフォームミルクを作る
エスプレッソマシンを使うと、簡単にフォームミルクを作ることができます。使用するのは冷たい牛乳です。ミルクピッチャーに牛乳を入れて、スチームノズルでミルクを温めます。スチームノズルの先端をミルクにつけてスチーム全開で温めてください。ミルクの温度は65℃くらいになるのが理想です。エスプレッソマシンでフォームミルクを作る際は、ミルクとピッチャーをしっかりと冷やしておくことで、よりキレイに泡を作ることができますよ。
ミルクフォーマーで作るフォームミルク
エスプレッソマシンがなくてもフォームミルクは作ることができます。ミルクフォーマーを使えば簡単に作れます。ミルクを先に温めてから使うようです。65℃から75℃に温めたミルクをミルクフォーマーに入れ、上下に動かしながら泡立てます。ミルクフォーマーはリーズナブルな価格で購入できるので、ひとつあると便利ですよ。
泡立て器でも作れる
フォームミルクは泡立て器で作ることも可能です。泡立て器で作る場合は、完璧なフォームミルクにすることは難しいですが、フォームミルクのような感じに仕上がるので、雰囲気を楽しむことはできるでしょう。ミルクを65℃~70℃に温めて泡立て器で泡立てます。空気をいれるようにして泡立てることで、泡立った部分がフォームミルクになります。
牛乳は何を使う?
フォームミルクを上手に作りたい場合は、使用する牛乳にもこだわってみてください。牛乳の乳脂肪分がどれくらいあるのかで泡立ち方が変わってきます。一番おすすめは成分無調整の牛乳で、乳脂肪分は3.5~4%あるとよいでしょう。
脂肪分が気になるということで、低脂肪乳を使う人もいますが、この場合は、泡立ちがやや弱くなってしまいます。きめ細かいフォームミルクにならない場合があるので注意してください。
乳脂肪分が多いものを使うと、ずっしりとしたフォームミルクになります。ミルクの風味をしっかりと出したい場合は、低温殺菌乳を選ぶとよいでしょう。泡立ちを重視するなら、超高温殺菌がおすすめです。
アレンジして楽しもう
上手にフォームミルクを作ることができたら、いろいろとアレンジしてみてください。アレンジすることで、コーヒーをより楽しめます。たとえば、フォームミルクを豆乳で作れば、ソイラテを作ることも可能です。
フォームミルクの作り方についてお伝えしました。フォームミルクを作ることができれば、よりいろいろなコーヒーメニューを楽しむことができます。ぜひ自宅でエスプレッソマシンを使ってフォームミルクを作ってみてくださいね。