エスプレッソ・ドッピオとは?作り方や飲み方のポイントについて解説!

公開日:2023/05/15   最終更新日:2023/04/07

エスプレッソマシン エスプレッソ・ドッピオ

イタリアで生まれたエスプレッソは濃厚な味わいが魅力で、今ではイタリアだけでなく世界中の人々に愛されています。普通のコーヒーと比べると1杯分が30mlと、少ない量が特徴でもあります。今回はエスプレッソ・ドッピオに焦点を当て、作り方や飲み方などのポイントを探っていきましょう。

エスプレッソ・ドッピオとは?

エスプレッソがイタリアで誕生したのは20世紀初頭であり、苦みを味わうコーヒーと思われていますが、イタリアではクリームや砂糖を入れて楽しむ飲み物です。エスプレッソは味が濃くてもカフェインの量は抽出量が少ない分、カフェイン量は少なくなります。

エスプレッソ・ドッピオとは倍量のエスプレッソという意味で、エスプレッソコーヒー2杯分のことをさします。ドッピオはイタリア語で倍という意味をあらわすため、2杯ドッピオ分ということになります。日本のカフェなどで注文する際には、エスプレッソ・ドッピオ、ダブルエスプレッソと言えば通じます。本場イタリアでは、「エスプレッソをドッピオで」と注文するのが一般的であるとされています。

エスプレッソ・ドッピオの作り方

エスプレッソ・ドッピオの作り方としては、通常エスプレッソマシンで約8gのコーヒー豆を使って30ml抽出しますが、エスプレッソ・ドッピオは16g前後のコーヒー豆を使い60ml抽出します。手順は、まずホルダーに14g~20gのコーヒー粉を入れます。そしてホルダーをセットする前に湯通しをしておきます。

次にホルダーをセットし、カップを置いて抽出します。エスプレッソを2杯注文しても同じ量が飲めることということであり、2杯飲むか2杯分の量を1つのカップで飲むかになります。エスプレッソ・ドッピオを注文するほうが、ゆっくり味わえるというイメージがあります。

エスプレッソ・ドッピオの飲み方のポイント

エスプレッソ・ドッピオはやはり冷めないうちに飲むのが望ましいですが、おすすめの飲み方があります。

何も入れないでそのまま飲む

まず何も入れないでそのまま飲むことで、コクと香りが楽しめます。少ない量なので3口ほどで飲めてしまいますが、おいしさが凝縮されていて濃厚な味が特徴的です。思ったほど苦みは感じられません。

砂糖を入れて飲む

お好みの量の砂糖を入れて飲むと、そのまま飲むよりまた違った味わいがあります。あえて砂糖を多い目に入れると、溶けきらなかった砂糖がカップの底に残ります。その残った砂糖をスプーンですくって食べると、スイーツを食べている感じがします

ホイップクリームをのせて飲む

ホイップクリームをのせることで、エスプレッソ・コンパナという飲み物に変化します。砂糖を入れるよりもスイーツ感があり、女性に喜ばれる味になります。ホイップクリームは混ぜるのではなく、コーヒーの上に浮かべるという感じです。

エスプレッソの種類

エスプレッソの種類はたくさんあり、先にご紹介したようにホイップクリームをのせるとエスプレッソ・コンパナになります。

エスプレッソ・マキアートは、エスプレッソの上にフォームミルクをのせたもので、泡立てたミルクでほどよい甘さとなります。

エスプレッソ・トニックはエスプレッソにトニックウォーターを混ぜたもので、炭酸の酸味が苦みをおさえています。

エスプレッソ・コレットは、エスプレッソに少量のお酒を混ぜたもので、お酒の種類は何でもOKですが一般的にはグラッパを入れます。グラッパとは、ワインをつくる際に生じるブドウの絞りかすからつくられるお酒です。お酒を入れるとエスプレッソの香りをより楽しめ、体を温める効果も得られます。

エスプレッソ・ドッピオはどんな人におすすめ?

エスプレッソ・ドッピオがどんな人におすすめかといえば、もちろんエスプレッソを好み普段から飲みなれている人でしょう。エスプレッソを好んで飲んでいる人なら、倍量のエスプレッソを飲むことに抵抗はなく、むしろ飲みたいと思うはずです。30mlのエスプレッソに物足りなさを感じ、2杯分飲めるエスプレッソ・ドッピオで満足感を得られるかもしれません。

またコーヒーは好きでも濃い味で苦みのあるのが苦手な人は、エスプレッソ・ドッピオは向いていません。コーヒーに必ず砂糖とミルクを入れて甘い味にする人にも適していないでしょう。エスプレッソ自体が大人の味というイメージがあり、マイルドな味を好む人は砂糖やクリームを入れて自分好みの味にするのが望ましいです。

まとめ

エスプレッソ・ドッピオの作り方や飲み方のポイントについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。エスプレッソと聞くだけで苦いコーヒーと思う人もおり、苦手だと決めつけてしまう場合もあるでしょう。けれど砂糖やクリームを入れることでマイルドな味になったり、たくさんのアレンジメニューを楽しめます。日本でもエスプレッソ・ドッピオを味わえるお店が増えているので、試しに注文してみるのもいいでしょう。その際に砂糖やクリームを入れて自分好みの味にし、スイーツに近い飲み物にするのも楽しみ方のひとつです。カップの底に残っている砂糖を味わうため、少し多い目に砂糖を入れる人も少なくありません。自分だけの味わい方を見つけるのもきっと楽しいはずです。

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