ブルーマチック(Brewmatic)の口コミや評判
ブルーマチック(Brewmatic)(ブルーマチックジャパン株式会社)
住所:〒224-0041 神奈川県横浜市都筑区仲町台5-4-22
TEL:045-947-0800(代表)
ブルーマチック(Brewmatic)は1920年代にアメリカで創業した歴史のあるコーヒーマシン販売会社で、世界中でその高い品質と信頼性で多くの支持を得ているメーカーです。ここでは、ブルーマチック(Brewmatic)の歴史、100年変わることのないデザイン、ブルーマチックブランドを代表するCシリーズモデルについて解説していきます。
アメリカからの歴史が証明する日本のプロフェッショナルスタンダード
ブルーマチックブランドの源流は、1920年代のアメリカ、ロスアンゼルスにおいてロイ・ファーマー氏と自転車ショップを営む弟のフランク氏によって設立されたファーマーブラザーズ社です。レストランを主な販路とし、当時世界でも数件しかなかった業務用コーヒーマシンの製造販売を開始しました。
これがヒットし、1937年にはブルーマチックインターナショナル社(当時はウエスタンアーン社)として独立し、世界の市場に打って出ました。アメリカは1940年代に世界の7割の珈琲豆を所有していました。
そのとんでもない規模を表す例があります。第二次大戦中末期、アメリカの敵国であるドイツや日本は資源、武器、弾薬だけでなく食料も枯渇していました。反面、アメリカの兵士は送られてくる武器、弾薬、食料と共に大量のタバコ、コーヒーの山がある集積所で過ごしていました。滞ることのない物量、とくに嗜好品の山を見た兵士はその場で戦意を喪失したというエピソードがあります。当時のアメリカの国力が伺えますね。
大戦後、さらに増大する国力、軍事力に比例して世界中に影響を与えた「豊かさの象徴」「持つものの特権」「大量生産、大量消費」を表すアメリカンカルチャーとともに、コーヒーは世界に爆発的に普及します。古い歴史を持つヨーロッパや、アジア、オセアニアにおいてもアメリカが牽引役となっていきます。
コーヒーの輸入が全面自由化された1960年代、ブルーマチックインターナショナル社は、日本おいても商社の一部門として「ブルーマチックプロジェクト」が発足させ、販売事業をスタートさせます。ファーストフードや、ホテル、新幹線、空港、スタジアム、ファミリーレストランなど、日本には存在し得なかったコーヒーを手軽に飲むという風景が作られていったのです。
この間、日本では、高度成長期を迎え、国民はどんどん豊かになりました。それを背景に生活に余裕が生まれ、1970年代から喫茶店ブームが始まります。各所で喫茶店が開業し、熾烈な客の取り込み競争が行われていきます。
1980年代になると、ドトールコーヒーショップの代表されるチェーンが拡がっていき、体力、経営力のない喫茶店がどんどん淘汰されていきました。そんな中、さらなる市場の可能性を見出したプロジェクトメンバーは、横浜に日本における最初のコーヒーマシン専門商社、ブルーマチックジャパンを創業し、日本における本格展開が始まることになります。
現在、ブルーマチックジャパンは、神奈川県横浜市の本社、大阪府大阪市、福岡県福岡市の支社機能と同時にショールームも開設しています。予約制ですが、無料で商品を使ってみたり、実際に手にとって確認したりできます。また、バリスタ講習会や技術講習会も行っており、知識、技術の普及にも一役買っています。
100年もこだわり抜く変わることのない永遠のスタンダードデザイン
皆さんは、「機能美」という言葉をご存知でしょうか?「作業をするにあたって一目で見てわかりやすく、素早くできる」「多くの国の人間に受け入れられるもの」「無駄なものがない」という条件を考慮してデザインを決定することは、簡単に見えて意外と難しいものです。これを実現しているのが機能美のある製品ということになります。
ものづくりを行う会社にとって機能美を満たしていると評価されるのは最高の称賛となるでしょう。商業用コーヒーマシンは、使い勝手だけでなく、高品質コーヒーを素早く、途切れなく抽出することを求められ、頑丈さ、メンテナンス性も重要視されます。
ブルーマチックの製品のレイアウトは創業から100年にわたる現在まで変わっていません。コーヒー豆を投入する部分やスイッチ類が上部にあり、抽出口、カップをおく受け皿といった形はまったく変わっていないのです。シンプルかつわかりやすい形状なので、他の作業を邪魔せず、堅牢性、メンテナンス性を確保できます。
形が変わらないということは、それが洗練されており、「変わる必要がないから変わらない」ということになります。これこそ最高の機能美を満たした製品といえるでしょう。
ブルーマチックブランドを代表するCシリーズモデル
ブルーマチックブランドを代表する製品にC-22があります。モデルネームC-22のCは、Centuryの「C」を意味します。1999年にアメリカ、ブルーマチック社で21世紀モデルとして開発されたC-21型の後継機種として、次世代を意味する「22」が冠された製品です。22世紀になってもなお、世界のコーヒーメーカー市場を牽引し続けるという会社の強い意識の現れでしょう。
ブルーマチック(Brewmatic)の歴史、100年変わることのないデザイン、ブルーマチックブランドを代表するCシリーズモデルについて解説してきました。ブルーマチック(Brewmatic)は100年の長い会社の歴史の中で、非常に高い品質とノウハウを蓄積してきた会社です。その製品は創業から変わらないデザインからも裏打ちされるように常に高い評価を受け続けています。ブルーマチック(Brewmatic)は、これからもますます拡大するコーヒー市場の中でさらに輝き続けることでしょう。